- 『寝たくても寝れない』
- 『定時が深夜』
- 『プライベートがない』
- 『家族やパートナーからの不満』
- 『食生活が雑になっている』
筆者は、事業再生コンサルタントとして、数年間勤務していました。
基本的に毎日、午前0時を超えていたと思います。
土日も仕事がたびたび入り、妻との時間も満足に取れていませんでした。
そこで私は決意しました。
『事業再生コンサルで学んだことを活かし、就労環境が良いところに転職しよう。』
『大事なのは、働くことだけではない。支えてくれる家族との時間が大事だなと』
結果的に私は現在、事業会社の経営企画部にて勤務しております。
はるかに就労環境は改善され、事業再生コンサルで身に付けたスキルを活かすことができています。
この記事では
- 「事業再生コンサルはなぜ激務なのか、つらい部分3選」
- 「再生コンサル経験者の実際の声」
- 「転職で活かせるスキル」
- 「自分が向いている職業とは?おすすめの転職エージェントは」
これらを紹介しています
この記事を読むと、実際事業再生コンサルは激務ですが、身に付いたスキルセットは転職市場で評価され、
自身の市場価値が高いということが認識できます
近年経済産業省も事業再生支援に関する取組を積極的に推しています。
案件数も増加している中で今後の活躍の場はより大きくなっていくことが想定されています。
辞めたいと思っているなら、気持ちに正直になれば良いですよ!事業再生コンサルを経験していれば、転職に苦労することはないので、ご安心を。
事業再生コンサルに興味があって色々確認したい!という方は下記のエージェントを参考にしてください
\事業再生コンサル向けおすすめ転職エージェント/
サービス名 | 特徴 |
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MyVison | 20代〜30代のハイクラス層の方向けコンサル業界特化の転職エージェント 累計1,000名以上の支援実績 レスポンスが非常に早く丁寧 コンサルタント経験者多くアドバイスが実践的 公式サイト |
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筆者の経歴
◇メガバンクへ入行。都内店へ配属。法人担当として勤務。法人部門にて優秀賞を獲得。
◇コロナ渦を契機に少数精鋭の事業再生コンサルティングファームへ転職。事業財務DD、再生計画策定に従事。
製造業や小売業などの計10社以上の再生支援を実施。
◇某大手事業会社へ入社。経営企画としてM&A業務や様々な事業の意思決定に携わる。
◇中小企業の経営支援や新規事業の開発・運営に携わる
筆者は銀行員がキャリアのスタートでしたが、銀行の外で活躍できるようなスキルが中々身につかない環境であると実感しました。
事業再生コンサルにて苦しみながらも働き、スキルアップしたことで、現在事業会社の経営企画として
M&Aや会社の経営戦略を考え、実行する仕事ができています。
事業再生コンサルの辛い事実3選
業務の拘束時間が長い
事業財務DDをまず行っていくために資料を徴求します。
しかし、この資料がまったくと言っていいほど、整っていないことが多いです。
製造日報がすべて手書きであったり、仕訳が諸口にまとまっており費用の内訳が分からない等の問題が発生します。
その影響もあり、資料整理などに想定以上の工数を取られることが多いです。
それだけなく、そもそも事業財務デューデリジェンスは相応の時間を必要とするため必然的に工数が多くなります。
プライベートの時間がまったく取れずに毎日疲弊していくことで段々辛さが募ってくるんですよね。
2週間連続で働いたり、連日深夜まで仕事をしている時に
「何のために頑張ってるんだっけ、自分」
と何度も思った経験はたくさんあるでしょう。
労働に対する報酬が相対的に低い
長い拘束時間に対し、コンサルタントへの報酬は低いです。
また再生コンサルは当然労働集約型ビジネスなので、コンサルタントが稼働しない限りは報酬はもらえません。
コンサルはあくまで成果に対する報酬であり、時間給ではないのです。
そのため膨大な時間を必要とする再生コンサルでは時給換算すれば、かなり報酬は低くなります。
これを考えるとだんだんつらくなってくるから考えないほうが身のためですw
再生企業はそもそも財務体力に乏しいので、報酬をたくさん取るわけにもいきません。
コンサルへの支払いによって資金が回らなくなれば、本末転倒ですよね?
労働環境としてハードな状況がずっと続く
上記に記載した辛いことが、ずっと付きまとうのが再生コンサルです。
これを長いキャリアをかけて継続的にやっていけますか?
筆者はきっとどこかで辞めるだろうと思っていました。
再生コンサルを5年継続することは多くの人にとって難しいと思います。
家庭をもった場合はなおさらです。
と強く思える方がこの仕事を継続していける人だと思います。
そう思えない人にとっては、長く務めるには難しい環境でしょう。
「そもそも自分って事業再生コンサルの世界で生き残れるのかな?」
「実際どのくらい大変なんだろう」
という方はぜひ事業再生コンサルで実際に働いていた筆者との面談が可能です。
この後のキャリアを考える上で、自分に適した職業の選択は重要です!これまで筆者と話した方はご満足して頂いています
再生コンサルを経験した人たちの声
下記はOpen Work等から、検索して口コミを複数集めてみました。
プラス面
- 提案して終わりではなく、顧客を動かせることにやりがいを感じた
- 成長を実感できる環境であった
- 難易度の高い経営課題について若いうちに真摯に向き合えることができた
- 様々な業種がクライアントにいるため、とても学びの多い環境であった。
事業再生をやっている会社を数社見ましたが、どのファームでも自身の成長を実感する声が多かったです。
また顧客企業に入り込み、じっくり経営支援していける仕事はこの世にそう多くはないため、その点が魅力的だという声も散見された。
マイナス面
- 死ぬほど忙しく、毎日タクシー帰り。ワークライフバランス気にする人は無理
- 平日深夜・休日出勤が常態化し、体調管理が大変
- 年収が労働に対して合わない
- 再生するという成果にコミットするプレッシャーが重すぎる
どのファームにおいても長時間労働についてはマイナスな意見が多かったです。
また職業柄、業績の厳しい企業が多く、コンサルタントの力量次第では倒産していまう恐れもあるので、プレッシャーが重たいという意見もありました。
長時間労働で大変な一方、かなり濃い経験をできているようです。
事業再生コンサルタントが転職市場で評価される強み4選
事業再生コンサルタントは、実務上、高い事業理解力と、財務会計スキル、コミュニケーション能力、忍耐力が必要とされる総合格闘技のような仕事です。
これまで辛い思いをしてきた経験はどの会社にいっても活かせることでしょう。
下記に示した経験値は、筆者が実際に転職活動をする際にも、かなり評価されたポイントです。
事業に対する理解力・分析力
再生局面では、必ず事業DDを実施します。
事業DDではなぜ業績不振に陥ったのか、ボトルネックは何かを発見し、今後再生するには、どのような施策を打っていくべきかを検討してきたでしょう。
それは感覚ではなく、数値による根拠をもとに示すのが再生コンサルの腕の見せ所かと思います。
あなたが実施してきた、数値を基に分析し、仮説を立て、実際に顧客からヒアリングを重ね、事実をあぶりだしていくフローはどこにいっても重要なスキルです。
財務会計スキル
再生局面では、事業DDに加えて、財務DDも実施します。
財務DDでは、各勘定科目ごとに、資産性の確認や負債に関しては網羅性を確認する作業をしていきます。
仕訳日記帳をみて、対象会社の会計について理解し、資金繰り表の作成も実施することがあります。
特に再生企業では、業績が厳しく、粉飾をしているケースが多々あります。
粉飾を発見した際に、それを修正することもあるため、適切な会計の知識が必要です。
特に財務DDは基本的に公認会計士がやる仕事であるため、会計士との意見交換も多く発生します。
再生コンサルを通して、身に付けた財務会計知識は、今後も相当に使えるでしょう。
忍耐力
再生コンサルでは、対象企業の資金繰りが厳しいため、急ぎでやらざるを得ない環境下に置かれています。
期限内にDDや再生計画の策定を終わらせる必要があるので、必然的に長時間労働になりがちです。
土日返上や、徹夜で作業などは珍しいことではありません。長時間労働に対するストレス耐性が要求されます
また銀行や顧客との粘り強いコミュニケーションが必要とされます。
- 粉飾している事実を認めてもらうこと
- 再生計画に反対する銀行をなんとか説得すること
- 顧客がなんとなくしか分かっていないことを、数値を用いて、具体的に示すこと
- 顧客がしっかり再生計画を実行していくように、導くこと
かなり泥臭いです。
しかし、どの企業にいってもこの力は必要で、特に経営層になればなるほど、いろいろな関係部署に協力を仰ぎ、プロジェクトを進めていくケースが多いです。
目的達成のために、長時間労働をいとわず、タフなコミュニケーションをしてきた経験は、転職市場では高く評価されます。
エクセルやパワーポイントのハードスキル
こちらは間違いなく高いレベルで習得することになるでしょう
これまでの事業財務DDを実施するうえで、エクセルとパワーポイントのスキルは高いレベルで必要だからです。
大量のデータを集計し、分析をします。
そのため、エクセルは毎日10時間以上、ずっと触っています。
その過程で様々なデータ集計や、財務モデリングを実施するので、否が応でも慣れていきます。
エクセル・パワーポイントのハードスキルはどんな企業にいっても必ず役に立つスキルです。
財務モデリングの基礎についてしっかり学んでおきたいという方は下記の記事で、具体的な習得方法をご紹介しています。
特に財務モデリングで必ず習得しておくべきCF計算書の作成方法を最初に抑えておきましょう。
再生コンサルではエクセルでサクっと財務3表を作成することは基礎中の基礎だよ!
再生コンサルに入社したばかりで、キャッチアップしないとまずい人にはうってつけです
特に未経験の方は準備しないとついていけないので準備必須です
事業再生コンサルで活躍するためには、財務モデリングが一定程度できなければお話になりません。
入社してから教えます=業務時間外で寝ずにやってね()という理解なので、真に受けず事前に習得しましょう!
私のような財務モデリングのイメージすらわかないような方向けに、基礎講座を作っています
手を動かすことが中心で、しっかり動画付きなので着実に身に付けることが可能です!
再生コンサルの弱み2点
転職市場においてはかなり強い点については自負しておりますが、2点身につかないor身に付きづらいスキルがあります。
成長マーケットに疎くなる
筆者がM&Aの仕事をしているために色々感じる部分ではありますが、
事業再生コンサルの多くのクライアントは斜陽産業に属している企業です。
自動車部品、電化製品製造、人口減少中の地方旅館…..
そういったマーケットに属ている企業について市場分析などを実施するのですが、基本的に
オールドエコノミーが中心となります。
Web3や生成AI領域、動画配信など成長産業に触れる機会は意識しない限り減ってきます。
今後のキャリアでベンチャーキャピタルや成長中の事業会社で働きたいみたいな方は
他の方に比べて市場感度が下がってしまうかもしれません。
売上高を上げる施策・事業開発などについての知見が不足する
再生コンサルの案件に入ると、大抵の企業は減収減益になっています。
再生計画についても売上高を維持しつつ、原価改善や販管費の削減によって
なんとか利益を出していこうがメインシナリオになります。
ただし、本来は上記に加えて売上高アップが本当の意味でも再生につながるはずです
しかし、再生コンサルの中では会計士出身や銀行などの金融機関出身者が多く
事業会社で事業をグロースさせた経験があり、実際にコンサルできるレベルの方はなかなかおりません。
事業再生コンサルにどっぷりつかると、会計知識やエクセルなどのハードスキル、コミュニケーション能力などの向上は見込めますが
企業を真に再生させる知識を再生コンサルの中だけで身に付けていくのは難しいと考えます。
再生コンサルについて生の情報を知りたい方
事業再生コンサルに興味があるけど、ぶっちゃけどんなことするのかイメージが湧かない
選考中だし、社員とのカジュアル面談だと労働時間とか色々質問しずらい、、
もし上記のような課題を抱えていて、経験者に話を聞きたいという方は筆者の話でよろしければなんでもお答えします。
- 事業再生コンサルで大変だったこと
- 具体的な業務内容はどんなことをするのか
- 働き方を詳しく聞きたい
- 次のキャリアでどんなことを活かせるのか?
私が話せる範囲でなんでもお答えします!が費用が発生します、、!
30分で2,500円
と設定させていただきます。
まずお前誰やねんって感じなんですが。しかもお金とんのかい!
申し訳ないのですが、謝礼という形で皆さんから頂いております、
誰も事業再生コンサルタントへのツテがなく、話を聞ける人がいないという方向けです。
下記ボタンから問い合わせフォームから面談の旨お伝えいただけると幸いです。
Twitterもやってますので、こちらにDM頂く形でもまったく問題御座いません!
おかげ様でお問い合わせが増えてきているのですが、皆さまから「相談できて良かった」「事業再生コンサルへの解像度がかなりあがった」とお声頂いています
再生コンサルの次のキャリア・転職を検討したい方
みなさん、再生コンサルの次はどんなキャリアを目指すんですか?
様々なキャリアがあります。筆者が見る限りは
- BIG4のFASまたは監査法人
- 事業会社のCFO室または経営企画室
- 再生コンサルファームを起業
- PEファンド
- 税理士法人
などなどですね。
結構、激務そうなところに行くケースが多いんですね。そもそも激務が嫌で辞める人はどうすれば良いんですか?
再生コンサルの人は市場価値が高いから、転職活動は比較的選択肢が多いよ!
安心してください。私の経験上、再生コンサルにしばらくいたことで、ソフトスキル・ハードスキルともに向上しています。
年収にこだわりがなければ、仕事はいくらでもあると思います。
ホワイトな環境を志向する方は
- 税理士法人
- 事業会社の財務経理
- 大手監査法人(USCPAなどの資格保有者)
- 事業会社の経営企画(KPI管理等)
ですね。本当に色々選択肢があるのですが、営業には皆さん行かないですね。
時間外労働がどれくらいかについても、ネットやエージェントに確認した上で、受けるところを決めていくと良いです。
・事業再生コンサルティング会社のネクストキャリアは何か
・事業再生コンサルティングファーム毎にどんな違いがあるのか
・事業再生コンサルでは転職市場でどんな評価をされるのか
上記のような問いについて知っておきたい方は、コンサル特化の転職エージェントの力を借りてみることをおすすめします。
MyVisionの活用をオススメいたします
■累計1,000名以上の支援実績
■レスポンスが非常に早く丁寧
■実際にコンサルタントとして働いていた人が多いのでアドバイスがとても実践的
■コンサル特化しているため、数百のコンサルティング企業とのコネクションあり
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コンサル特化のエージェントで、エージェント自身がコンサルタント経験者なのが強みですよ!
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まとめ
事業再生コンサルはとても激務です。
あなたは今きつくて辞めるなんて、情けないと感じているかもしれませんが全くそんなことはないです。
普通の人では事業再生コンサルという厳しい環境に飛び込もうとは思えません。
それだけの気概を持つことができたあなたなら、きっと次の職場でも前向きにやっていけるはずです。
筆者がまさにそうなのですから笑
事業再生コンサルで学んだことは人生に通じてプラスに働くことは間違いないです。
自信をもって、外の世界へ飛び出してみましょう。
関連記事を下記で紹介しますので、ご参考にして頂けると幸いです。