・事業再生コンサルタントに興味がある、詳しいエージェントと会話したい
・事業再生コンサルって激務って聞くけど本当?
・未経験転職可能なの?資格って必要?
・事業再生コンサルタントから次の転職を考えているけど、ネクストキャリアって?
再生ファームから次の転職を考える際は、まったく違う業種に行く人もいるでしょう。
筆者は銀行員の後事業再生コンサルティング会社に入社しました!修行後に事業会社へ転職、現在はスタートアップを起業しました
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筆者の経歴
- メガバンクへ入行。都内店へ配属。法人担当として勤務。法人部門にて優秀賞を獲得。
- コロナ渦を契機に事業再生コンサルティングファームへ転職。事業財務DD、再生計画策定に従事。
- 製造業や小売業などの計10社以上の再生支援を実施。
- 某大手事業会社へ入社。経営企画としてM&Aや様々な事業の意思決定に携わる。
- とあるスタートアップの代表取締役に就任
事業再生コンサルの業務とは?
会社の建て直しをすることはわかるんですが、実際何するんですか?
簡単に言うと、【現状把握→打ち手の立案→実行支援】をやるよ!この後みていくね!
それぞれ分けて説明します。
事業デューデリジェンス:そもそもなぜ業績不振に陥ったのか?これから業績は伸ばせるのか
財務デューデリジェンス:実態の稼ぐ力は?実態の純資産は?
簡単に言うと、上記の2点を解明することが目的です。
それぞれの調査内容についてもう少し詳しく説明します
事業デューデリジェンス
ビジネスデューデリジェンスとも言われたりします。
業績不振となった理由を過去を分析しながら、解き明かしていきます。
具体的には、過去の業績を5年~10年程度みつつ、いつから業績悪化しているのか?を調査します。
マネジメントインタビュー(社長や部長陣へのヒアリング)を定期的にいれつつ、定量的・定性的なアプローチで業績悪化の要因を分析していきます。
社長の人柄や再生に対するスタンスを確認するという意味でも重要な仕事です
なぜ業績悪化したのかの窮境要因を明らかにした後は、今後の収益予測を立てます。
将来予測の財務3表(通称:プロジェクション)を作成し、将来計画を事業調査の段階である程度作ります。
プロジェクション作成は再生コンサルタントにとって一つの大きな関門になるでしょう
財務デューデリジェンス
こちらは現時点での財務状況(貸借対照表)を明らかにし、発射台を明確にすることが目的です。
具体的には、貸借対照表の資産と負債を細かく精査します。
かなり細かく実施します。棚卸資産であれば、すべてが載っている一覧をもらい、実際に現地にもいきます
資産については本当に実在するのか?(過大に資産計上していないか)
負債についてはしっかり漏れなく貸借対照表に記載されているか?(過少計上されていないか)
上記の2点を明らかにして、実態の貸借対照表を作成していくのが主な業務です。
ここで仮にも粉飾が見つかれば、銀行に報告をしに行きます。
とっても気まずい状況ですが、早めに伝えることが重要です。
筆者の経験上、顧客が粉飾を隠蔽するケースがあります。途中で見つかり、調査のスケジュールが大幅に遅延するケースもあるので注意です。
もう一点は実態の収益力です。
在庫がかさ上げされているケースがあればその分を修正して実態収益力を算出します。
実態貸借対照表を作成する過程で、発見した内容を損益計算書にも織り込み収益力を出すということですね。
打ち手の立案_事業再生計画の策定
デューデリジェンスを終えた後の話です。
銀行向けに事業再生計画を作成し、提出します。
内容としては
・どのように利益を出し、何年かけて借入金を返すのか
・計画を達成するために借入金の返済を一定期間猶予してください(または債権放棄してください)
を定量的に提示します
現実的な計画を出す必要があり、それらをしっかり根拠をもって説明できるものを提出しなければなりません。
数字の根拠や営業活動の方針などを、経営者と深く議論しながら決めていきます。
あくまで経営者が計画実行の主体なので、経営者にしっかりと計画を認識させて実行してもらう必要があります。
実行支援_事業計画のモニタリング・進捗確認
計画を作っても、達成できなければ意味がありません。
その後数値計画に落とし込んだ計画を再生企業がしっかりと実行できているのかモニタリングすることも業務の一つです。
銀行へ進捗連絡をする仕事を受注することも多いです。
達成できていない場合は、「何故出来ていないのか」をしっかり確認し、再生企業へ緊張感を持たせる役割を果たします。
バンクミーティングへの出席・調整
デューデリジェンス後、そして再生計画作成後は銀行や中小企業活性化協議会へプレゼンを実施します。
プレゼンのための資料準備や経営者とのスケジュール調整なども再生コンサルタントの仕事です。
銀行の審査部の方から鋭い質問が来ると結構緊張します
コンサルタントが転職市場で評価される強み4選
事業再生コンサルタントは、実務上、高い事業理解力と、財務会計スキル、コミュニケーション能力、忍耐力が必要とされる総合格闘技のような仕事です。
これまで辛い思いをしてきた経験はどの会社にいっても活かせることでしょう。
下記に示した経験値は、筆者が実際に転職活動をする際にも、かなり評価されたポイントです。
事業に対する理解力・分析力
再生局面では、必ず事業DDを実施します。
事業DDではなぜ業績不振に陥ったのか、ボトルネックは何かを発見し、今後再生するには、どのような施策を打っていくべきかを検討してきたでしょう。
それは感覚ではなく、数値による根拠をもとに示すのが再生コンサルの腕の見せ所かと思います。
あなたが実施してきた、数値を基に分析し、仮説を立て、実際に顧客からヒアリングを重ね、事実をあぶりだしていくフローはどこにいっても重要なスキルです。
財務会計スキル
再生局面では、事業DDに加えて、財務DDも実施します。
財務DDでは、各勘定科目ごとに、資産性の確認や負債に関しては網羅性を確認する作業をしていきます。
仕訳日記帳をみて、対象会社の会計について理解し、資金繰り表の作成も実施することがあります。
特に再生企業では、業績が厳しく、粉飾をしているケースが多々あります。
粉飾を発見した際に、それを修正することもあるため、適切な会計の知識が必要です。
特に財務DDは基本的に公認会計士がやる仕事であるため、会計士との意見交換も多く発生します。
再生コンサルを通して、身に付けた財務会計知識は、今後も相当に使えるでしょう。
忍耐力
再生コンサルでは、対象企業の資金繰りが厳しいため、急ぎでやらざるを得ない環境下に置かれています。
期限内にDDや再生計画の策定を終わらせる必要があるので、必然的に長時間労働になりがちです。
土日返上や、徹夜で作業などは珍しいことではありません。長時間労働に対するストレス耐性が要求されます
また銀行や顧客との粘り強いコミュニケーションが必要とされます。
- 粉飾している事実を認めてもらうこと
- 再生計画に反対する銀行をなんとか説得すること
- 顧客がなんとなくしか分かっていないことを、数値を用いて、具体的に示すこと
- 顧客がしっかり再生計画を実行していくように、導くこと
かなり泥臭いです。
しかし、どの企業にいってもこの力は必要で、特に経営層になればなるほど、いろいろな関係部署に協力を仰ぎ、プロジェクトを進めていくケースが多いです。
目的達成のために、長時間労働をいとわず、タフなコミュニケーションをしてきた経験は、転職市場では高く評価されます。
エクセルやパワーポイントのハードスキル
こちらは間違いなく高いレベルで習得することになるでしょう
これまでの事業財務DDを実施するうえで、エクセルとパワーポイントのスキルは高いレベルで必要だからです。
大量のデータを集計し、分析をします。
そのため、エクセルは毎日10時間以上、ずっと触っています。
その過程で様々なデータ集計や、財務モデリングを実施するので、否が応でも慣れていきます。
エクセル・パワーポイントのハードスキルはどんな企業にいっても必ず役に立つスキルです。
おすすめの転職エージェント3選
MyVison
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あんまり聞いたことないな、、
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ただ繰り返しになりますが、こちらもアクシスコンサルティングと同様に特化型エージェントなので、他にも複数登録しておくことをオススメします。
あえて、また激務で働いてみたいという方向けにもPEファンドの求人等も当然保有しているので、ぜひ登録の上見てみてください。
まとめ
これまで事業再生コンサルに興味のある方や現在事業再生コンサルタントの方に、おすすめの転職エージェントを解説してきました。
間違いなく再生コンサルタントは市場価値は高いです
これから入る方も現在再生コンサルの方も、その点は心配ないです
色々な企業があなたを欲しがるでしょう。
良い縁にめぐり逢えるように、常に準備だけはしておくことをオススメします。
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