・転職活動を検討中、銀行員のアピールポイントってなんだっけ?
・このままでは不安を感じる、、
・同僚でも辞めていく人が増えてきた
銀行員の方で転職をする方も近年増加傾向にあるようです。
この記事では
・転職における銀行員の強みとはなんなのか
・なぜ20代のうちに転職する必要があるのか
について解説してきます!
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求人数が多く、どんな企業が存在するのかを知るのに適したサービスです。
筆者の経歴
◇メガバンクへ入行。都内店へ配属。法人担当として勤務。法人部門にて優秀賞を獲得。
◇コロナ渦を契機に少数精鋭の事業再生コンサルティングファームへ転職。事業財務DD、再生計画策定に従事。
製造業や小売業などの計10社以上の再生支援を実施。
◇某大手事業会社へ入社。経営企画としてM&Aを始めとした経営戦略の策定・実行に携わる
筆者はもともと銀行からのスタートです。
3年目になるころには、だんだん仕事に慣れてきた中で一つ気が付いたことがあります。
「支店勤務で身に付いたことってなんだろう?自分や先輩方がもっているスキルってなんだろう」
私は気が付きました。
仕事をしっかり回している先輩方ですら、銀行の外に出た場合、専門性を武器に戦うことができない。
尊敬している先輩でもあくまで銀行業務ついては一級品であって、スキルセットとして外で通用するものは少ないのが現実です
銀行員の強みとは
コミュニケーション能力
銀行員であれば、法人個人問わず様々な顧客とコミュニケーションをとる必要があります。
基本的な言葉の使い方、名刺の渡し方等の基本的なビジネスマナーはもちろんのこと
相手を良い気持ちにさせ、ニーズを発掘し、提案を受け入れてもらう能力。
相手の要求をただ飲むだけでなく、こちらの言い分をしっかり伝える。
法人オーナーや部長相手と常にコミュニケーションをする経験というのは銀行員ならではであり、採用する企業はそういった経験に興味を持つでしょう。
無形商材を扱った法人営業経験が転職市場では評価されるポイントです。
幅広い金融・業界知識や文章作成能力
銀行員は日常的に新聞やニュースから金融情勢について把握し、顧客との面談に活かしています。
幅広い知識を有している点は銀行員の仕事柄強みになりそうです
また銀行員は社内で稟議書を作成します。
上司から稟議書をかなり修正された経験があるでしょう。
銀行では”てにおは”などの体裁をかなり気にするため、きれいな文章を書く訓練を日々おこなっています。
読みやすい文章作成能力を備えている点は、銀行員の強みと言えるでしょう!
一定程度の財務分析能力
会計士ほどの分析能力はありませんが、決算書をみれば会社の情報はある程度理解できる能力を保有しています。
BSを見ることで、企業の特徴をある程度類推できるでしょう。
M&Aアドバイザーなどになるためには必要な能力なので、業種によっては強みとして評価されるでしょう。
ストレス耐性
上席からノルマ未達成でかなり詰められた経験がある人は少なくないでしょう。
『銀行員はストレス耐性が高い』と評価されます
厳しい環境の中、ノルマ達成のため、支店や顧客の板挟みになりながら、奔走した経験はかなり評価されます。
私が事業再生コンサルへ転職活動をしていた際に面接官から
「正直銀行員の財務能力は業界でみれば低い。だが、これまで培ってきたあきらめない精神力や目標に向かって努力してきたという点は評価する」
とこのように言われました。
受ける企業によって変動すると思いますが、若手銀行員に企業が求めているのは、
基礎的な財務の力以上に「目標達成力や忍耐力」だと思われます。
地道な学習習慣
銀行員は数多くの試験や資格を取るように常にプレッシャーをかけられています。
土日なども使い、自分のために愚直に努力している人は少なくありません。
そういった努力習慣がある銀行員は、未経験転職だとしても、キャッチアップする力をポテンシャルとして評価されるでしょう
最初は経験者と比べ差がありますが、銀行員の馬力をみせつけるチャンスですね
なぜ20代で転職したほうが良いのか
未経験でも採用されやすい
銀行員は新卒時、学歴採用されるケースが多く、行員は地頭が良い傾向にあります。
また勤勉であるため、未経験の職種で採用しても、キャッチアップしてくれることが期待されます。
基本的なビジネススキルは銀行での研修や実務によって、鍛えられているため、採用した企業側も教育コストが低いと考える傾向にあるようです
そして若さうえ、一定程度の負荷もかけられるので、企業側からすると使い勝手の良い人材と考えられます。
私の知る限り、銀行員の同僚の転職先として
- 外資銀行
- メガバンク信託銀行
- デロイトトーマツ、PwC
- アクセンチュア
- ベイカレントコンサルティング
- IT系ベンチャー企業(色々)
- リクルートグループのどこか
- 公務員
このあたりが多かったですね
キャリアアップを考えるなら、30代からでは遅い
もちろん30代からでは間に合わないというわけではないですが
苦労度合いがかなり上がります。
なぜなら
市場では30歳を超えた時点で即戦力としての採用となり、ポテンシャル枠ではなくなるからです。
厳しい世の中ですね。ですが私も事業会社で採用に関わりますが、その認識で採用が進められています
30代で初めての仕事をすると、年下の同僚の方が仕事ができるため、
本人自身もかなりプレッシャーを感じます。
そのプレッシャーに負けて、また転職をしてしまい、結果キャリアダウンになるケースもあるということです
したがって未経験転職をするなら、まだ若くポテンシャル枠で採用されるほうが先輩から教えてもらえますし、
たくさん失敗をしても社内的に許される風潮にあります
若さに甘えろってことですか?それはそれで甘い気もしますが、!
モチベーション高く新しい仕事をキャッチアップすることが大事ということだね
20代で転職し、新たなスキルを身に付けておけば、30歳前半で更なるキャリアアップが見込めます。
筆者の例で申し上げると
銀行員は4年目の途中でやめ、事業再生コンサルファームに転職しました。
そこで修行をした後で、現在の事業会社の経営企画ポジションにキャリアアップできました。
部署では私が最も若く、身の丈以上の経験をさせてもらっています。
実際に転職を進めるには
転職したほうが良いのは理解したんだけど、何がしたいのか全然考えてないんですよねぇ、、
多くの人が悩んでいるよ!まずはどんな仕事があるのかを一度見てみて、自分にとって魅力的な仕事がないかをみてみよう!
筆者の場合は、経営人材として活躍したい願望があったので、どのようなキャリアを積めば、経営人材になれるのかから逆算していました。
一から考えたわけではもちろんなく、転職エージェントから他の人のキャリアをヒアリングし、参考にしつつ決めたのが実態です。
もうすでに皆さん使っていると思いますが、
まずは転職エージェントに登録することから始めましょう
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お金はかからないので、使い倒すことをオススメします。
おそらく銀行員の方は、他の企業はどんな感じなのかのイメージがまったくつかないことも転職を思いとどまる一つの理由なのでしょう。
また担当するエージェントとの相性があるので、
2社程度のエージェントに登録することをオススメします。
担当エージェントの能力次第で転職成功の確率が変わるので、2社登録を進めています。
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いやーでも相談するといよいよ進んじゃう気がして、ちょっと怖いです、笑
別にエージェントと話した結果、今回はやっぱり良いです!と言えば全然大丈夫なので安心して大丈夫!気楽にいこう!
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筆者はハイキャリア向け転職エージェントを使っていました
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筆者は銀行員でいることは専門性が身に付かず、これはリスクだと判断し、転職をしました。
結果的に筆者は、銀行を辞めてよかったと心の底から感じています。
現在は大手事業会社の経営企画ポジションにて、M&Aを中心に仕事をしています。
ポジショントークですが、今後のキャリアを考えたときに、銀行員で働き続ける優位性は高くないと考えているので、
転職することをオススメします。
・銀行員からのキャリアの可能性について話を聞いてみたい!
・転職についてなんとなく考えている。ちょっと壁打ち的に軽く話を聞きたい!
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私も過去銀行員の時に転職活動を二回ほどしています。その経験や周りの転職した同僚の話を含めてご共有できるかと思います!
最後に
ここまで銀行員の強みと、なぜ20代で転職するべきなのかについて解説してきました。
ここまで読んで頂いた方はかなり将来について考えている方だと推察します。
銀行員として上に突き進むのももちろん正解です。
筆者はその道は諦めています笑
しかし、銀行という組織は特殊であり、斜陽産業である点から、政治的な組織になっているのも事実です。
成長企業で企業を成長させるために、スキルを使ったほうが私は楽しいだろうと感じた
それだけかもしれません。
ただ、世界は本当に広いので銀行以外の世界をみてみることをお勧めします
銀行を辞めても最近はアルムナイ組織が強化され、銀行卒業生の採用に力をいれているので、転職しても戻れますよ!
まだ転職はしないけど、自分の適性診断はしてみたい、、!
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関連記事もありますので、ぜひご参考にしてください!